茨城大学大学院・理工学研究科 博士課程 量子線科学専攻

ごあいさつ

茨城大学理工学研究科量子線科学専攻長 森 聖治

茨城大学理工学研究科量子線科学専攻長
森 聖治

量子線科学専攻は、2016年4月に茨城大学大学院理工学研究科に誕生した、博士前期課程と後期課程が一体化した国内唯一の専攻です。量子線とは、我々の目に見える可視光線だけでなく、紫外線、赤外線、X線やガンマ線も含めた電磁波、アルファ線、ベータ線や中性子線などの粒子線を含むビームの総称です。量子線を駆使した科学技術が近年発展し、これらを用いた物質や生体分子の解析、機能性材料の設計や開発はもちろん、それらの生体や環境への影響を明らかにすることや、以上の計算科学的・理論的解明のための教育研究活動を行っています。

また、茨城県にある近隣の先端的研究機関とも連携した独自の教育を行っているだけでなく、JAEA, KEK, JASRI(SPring-8)など放射光施設を運営している国内機関や、ANSTO(オーストラリア), KAERI(韓国)、TRIUMF(カナダ)、ユーリッヒ研究所(ドイツ)など世界有数の研究を行っている海外の機関とも協定を結び、現地での研修や研究交流なども盛んに行っています。博士前期課程について、2022年度から量子線に関連する6つのプログラムを履修するように改革し、より柔軟に科目群を選択して履修できるようになりました。

私達と一緒に、新しい世界を覗いてみましょう!