「レーザー駆動超高速スピントロニクスとフロケエンジニアリング」についての解説記事が日本物理学会誌2017年11月号へ掲載

2017-11-08

その他

佐藤正寛（物質量子科学コース）
共著者：高吉慎太郎（ジュネーブ大）
共著者：岡隆史（マックスプランク研究所）

近年、光物性科学、スピントロニクス、非平衡物理学などにまたがる多くの分野において、電磁波(レーザー)による固体結晶の磁性を超高速に制御する方法が活発に研究されている。

本解説記事では、この非平衡ダイナミクスを微視的に理解するために有用なフロケ理論やユニタリ変換の方法についての解説を与え、これらの方法の応用例として最近の著者たちの研究成果(磁化、スピンカイラリティ、スピン流などの超高速制御の理論)を紹介している。